精神科
精神科について
精神科の治療は生物・心理・社会モデルでアプローチします。
脳の機能や心の働きについては目に見えないので、分かりにくいかもしれません。たとえ話として、目に見える筋肉や骨の働きをイメージするとよいです。
「生物」というのは、骨折したり、肉離れが起きたりするように、脳も機能低下を起こすことがあることに似ています。
また、生まれつき骨格や筋肉のつき方があるように、素因や気質も関係しています。
「心理」というのは、出来事に対する感じ方、考え方、行動の仕方のくせ・パターンのようなものです。
「社会」というのは、その人を取り巻く環境のことで、家庭環境だったり、学校や職場環境であったり、経済状況、社会情勢、自然との関係性が影響します。
「生物」「心理」「社会」は相互に関わり合っているので、様々な対処法がとられます。脳を休息させたり、お薬を使う治療をしたり、精神療法や心理療法を行ったり、環境調整したりします。
また、100人いたら100通りの困りごとがあるので、個別的な対応が必要です。